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小児予防矯正

当院が小児矯正を
おすすめする理由

当院が小児矯正をおすすめする理由歯並びが悪くなる主な原因の一つとして、顎骨の発育不全が挙げられます。この顎の発育不全は、単に歯並びを悪くするだけでなく、鼻炎や喘息、免疫力の低下、さらには睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性があるなど、さまざまな健康への悪影響を及ぼします。また、集中力の低下や心理的な影響を伴う場合もあります。矯正治療は成長期を過ぎてからでも可能ですが、負担が大きくなります。こうした理由から、当院では成長期に歯並びとともに骨格を理想的な状態に近づけることを目指した小児矯正をおすすめしています。

小児予防矯正とは?

お子様のお口の癖は、歯並びやかみ合わせに影響を与えるだけでなく、身体全体の成長や健康にも悪影響を及ぼすことがあります。例えば、悪癖の一つである口呼吸は、口内が乾燥してむし歯になりやすくなるだけでなく、いびきを引き起こす場合があります。いびきによって睡眠の質が低下すると、成長ホルモンの分泌が減少し、昼間の集中力の欠如や免疫力の低下を招くことがあります。また、頬杖や指しゃぶり、舌の癖などもかみ合わせを悪化させ、顎関節の不調や顔貌の変化を引き起こす可能性があります。特に指しゃぶりは3歳頃まで生理的なものとされていますが、それ以降も続く場合には治療が必要です。予防矯正は、咬合誘導装置を使用して舌や顎、筋肉のバランスを整えることで、歯並びに悪影響を与える要因を取り除きます。この方法は、歯そのものに力をかけて動かす矯正とは異なり、痛みが少ない点が特徴です。さらに、装置の装着時間は起きている間の1時間と睡眠時間のみで済むため、日常生活への影響も最小限に抑えられます。これにより、歯並びの悪化を防ぐだけでなく、仮に将来的に本格的な矯正治療が必要になった場合でも、治療期間や費用を軽減できる傾向があります。また、咬合誘導装置を用いるだけでなく、口呼吸を改善するための具体的なアドバイスも行っています。お口の癖や習慣が気になる場合は、早めのご相談をおすすめします。予防矯正を通じて、健康的で美しい歯並びを一緒に目指していきましょう。

小児予防矯正を
始めるメリット

痛みや負担が少ない

小児予防矯正は、従来のワイヤー矯正のように歯に力をかけて動かす方法とは異なり、痛みがほとんどありません。そのため、「噛むと痛くて食事ができない」「上下の歯が合わさると辛いのでしゃべりにくい」といった不快感を感じることがほとんどなく、治療を続けやすいのが特徴です。お子様の成長に寄り添った優しい治療方法です。

歯並びの後戻りが少ない

小児予防矯正では、歯に無理な力を加えて動かすのではなく、癖を取り除き、お口のバランスを整えることを目的としています。このため、矯正治療後の歯並びが後戻りしにくいというメリットがあります。

副次的効果が期待できる

お口周りの癖を改善することで、口内や全身の健康にも良い影響が期待できます。例えば、口呼吸が改善されるとむし歯になりにくくなったり、口臭が解消されたりするほか、お口のバランスが整うことで顔立ちが整うケースも見られます。

取り外しができるので
お口のケアもできる

プレオルソなどの取り外し可能な装置を使用するため、お口のケアがしやすく、むし歯のリスクを軽減できます。一方、固定式のワイヤー矯正では、矯正器具を取り外せないため、歯磨きが難しく汚れが溜まりやすいのが一般的ですが、予防矯正ではこうした心配がありません。

抜歯の可能性が低くなる

お子様の成長と並行して治療を進める方法のため、自然に歯並び・顎の形を整いやすくなります。その結果、永久歯が生えるスペースを確保できます。そのため、非抜歯での矯正が可能になるケースが多く見られます。

ワイヤーブラケットを使わない

小児予防矯正では、ブラケットやワイヤーを使用しません。これにより、汚れが溜まりにくく、むし歯のリスクを減らしながら治療を進めることができます。お子様にとってもストレスが少なく、快適に治療を受けられる環境を提供します。

将来的に費用を
抑えることができる

小児予防矯正を行うことで、その後のワイヤー矯正が不要になる場合があります。その結果、トータルの治療費を抑えることが可能です。また、歯並びが整うことでむし歯や歯周病のリスクが低下し、長期的に歯の治療費を節約することにもつながります。

見た目が気にならない

小児予防矯正の装置は、日中の1時間と睡眠時だけの装着で済みます。そのため、人前で装置をつけたまま過ごす必要がほとんどありません。見た目を気にして矯正治療に踏み出せないお子様にも、安心してご利用いただける治療法です。

マウスピース式の
プレオルソを用いた
お口周りの筋肉
トレーニング【MFT】

当院では、プレオルソを用いた口腔周囲の筋肉トレーニング(MFT)を行っています。MFTは、歯並びの悪化を防ぎ、生活習慣の改善を目指すプログラムです。口腔周囲の筋肉バランスを整えることで、無意識のうちに口を閉じられるようになったり、舌が自然と適切な位置に収まるなどの効果が期待できます。お子様の骨格の発育や歯並びの改善には、このトレーニングが有効です。MFTを通じて、生活習慣に伴う口元の悪影響を改善しながら、健康で整った歯並びを実現します。お子様の生活習慣や歯並びについてお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

小児予防矯正

小児予防矯正・
歯並びでよくある質問

きれいな歯並びの子に育てるには、どうしたらいいの?

お子様の健康で美しい歯並びを育むには、食べ物をしっかり「噛む」習慣を身につけることが大切です。よく噛むことで顎の骨が刺激を受け、成長に必要な栄養素が取り込まれます。これにより、顎が十分に成長し、永久歯が並ぶスペースを確保することができます。また、乳歯がむし歯になると早期に抜けてしまい、永久歯の歯並びに影響を及ぼすことがあります。お子様がしっかり食べ、よく噛み、丁寧に歯をみがけるように、お母様・お父様がサポートしてあげてください。

指しゃぶりはやめさせた方がいいの?

指しゃぶりは、不安や緊張を和らげるための自然な行動で、3歳ごろまでは無理にやめさせなくとも問題ないとされています。しかし、4~5歳を過ぎても続く場合は歯並びやかみ合わせ、顎の成長などに悪影響が及ぶ可能性があります、そのため、なるべく早くやめるようにすることが大切です。強制的にやめさせるのではなく、悪影響について話をして理解を促しましょう。また、外遊びや運動をしたり、眠る時に手を握ったり絵本を読んであげるなどして、自然と指しゃぶりを忘れられる環境を整えてあげることが大切です。

乳歯がきれいな歯並びなら安心?

乳歯がきれいな歯並びだとしても油断は禁物です。乳歯の段階では、歯と歯の間にすき間があるのが正常な状態と考えられています。このすき間が永久歯が生えるためのスペースを提供します。乳歯がぴったりときれいに並んでいる場合、永久歯が大きいためにスペースが不足し、歯並びが悪くなることがあります。また、柔らかい食べ物ばかりを食べていると、噛む回数が減り、顎の成長が不十分になることがあります。お子様の永久歯をきれいに並べるために、よく噛んで食べられる食事を意識して用意してみてください。